普段のメモをどうやって残すか,ということについて頭を悩ませています。
私のニーズとして
があるのですが,これらをすべて満たすツールになかなか出会えていません。
最近,Evernote,Dropbox Paper,それからMarkdownエディタのTyporaを試したので,今回はそれらの長短をまとめてみます。
ついでに,私が今まで使ってきたツールも載せていきます。
今まで使ってきたツール
はてなブログ
はてなブログもいいメモ帳になるんじゃないかと思っていた時期が僕にもありました…
- Markdown → △
- 基本的に使えるが,仕様上Tabキーが使えないのでリストのインデント(段落)をつけるためにタブ1回=スペース4回換算で何十回もスペースを連打する羽目になり使いにくい
- TeX → △
- 要求されるTeXの記法が独特であり正直使い物にならない
- 簡単に画像を挿入できる → ○
- 複数の端末からアクセスできる → ○
Markdown
Markdown(.md)をAtomで扱うこともありました。
数式や画像を乗せる必要がなければこれで足りますが,それらが必要なときは困ります。
Rmarkdown
私はメモにRmarkdownを使うことも多いのですが,これは画像をクリップボードから貼り付けできなかったり,日本語入力が不得手であったりと,問題も少しあります。
最近試したツール
Evernote(本家)
メモ帳ツールが本業なのもあって基本的にクオリティが高いです。 しかし,私のニーズは満たしませんでした。
サクサク気軽にメモできる点と,手書きメモなどにも対応する高機能な点から,今後も使っていこうとは思います。
Evernote + Marxico
MarxicoはGoogle Chromeのアプリで,MarxicoのエディタでMarkdownを書くとEvernoteが認識してくれる形に変換してEvernoteに保存してくれます。
詳細はこの記事などが良さそうです: nelog.jp
MarkdownもTeXも使うことができて,画像も貼り付けができて素晴らしいです。
しかし,
- TeXで書いた数式は画像として記録される
- Googleアカウントの連携アカウントだと,Marxicoと連携できなかった
→ 私の普段使いのアカウント(Googleアカウント)はMarxicoでは使えなかった - Google Chromeアプリという形態
- 私は普段Google Chromeはあまり使わない
- パソコンからでなければ編集できない
といった点は少し残念でした。
Dropbox Paper
Dropboxのメモ機能です。複数人での共同作業用に作られていて,普通のメモ帳ツールとは目的が異なっていますが,メモ帳としてもそこそこ優秀です。
しかし,Markdownの見出しがレベル3(###)までしか対応していなかったり,TeX記法の数式が書けなかったり,使いにくい部分も…。
Typora
最強のMarkdownエディタらしいです。実際,非常に使いやすくできています。
確かにMarkdownエディタの中では最強だと思います。Atomからこっちに切り替えようと思います。
フローチャートやガントチャートを描くことができるなど,エンジニア向きの機能が豊富なようで,こうした点も素晴らしいと思います。
しかしながら,行中のTeXが数式にならないという大きな問題がありました。うーむ…。
まとめ
私のニーズをすべて満たすものはありませんでした。誰か作ってください…(私に技術力があれば「いい市場見つけた!」とか言って作るんですが…)
Evernote + Marxico の構成が今の所一番良かったので,しばらくはこれを使うことにします。
追記(2018/7/10)
Typoraで
行中のTeXが数式にならない
と書きましたが,設定を変えれば使えるみたいです!
追記(2018/12/15):HackMDがすべての条件を満たした
HackMDというマークダウンエディタがあり,これはすべての条件を満たしました!